インナーチャイルドセラピー(アダルトチルドレン)の説明
トップページなどに載っているセラピーの説明文を変更したため、こちらでも紹介しておきます。
インナーチャイルドセラピー(アダルトチルドレン)
「子供の頃の記憶や感情」のことをインナーチャイルドと呼びますが、カウンセリングでは、嫌だった出来事、傷ついたマイナスな感情のことを言ったりしますので、
傷ついたままの子供のあなたが大人の自分の中にいる、それがインナーチャイルドだと思ってください。
インナーチャイルドセラピーとは、そんな心に傷を負って泣いている、拗ねたままでいる過去の自分を、今の自分が癒す心理療法のことです。
わたしはよく「インナーチャイルドよしよししてあげてッ」という言い方をしますが、自分の感情を否定するのではなくて、その感情に寄り添ってあげて。という意味でお伝えさせていただいています。
傷ついた心の傷や抑圧している記憶の原因を解き、心を開放させることによって自分自身で改善へと導びくことができます。
みなだれしも子どもの頃の傷はあるものですが、その傷が大きいもので、未だにその過去の事を思い出すと嫌な感じがするなどというものがあったりすると、場合によっては大人になった今でもその傷が邪魔をして、生きにくくなってしまっていることがあります。
そのために「インナーチャイルドを癒しましょう」という、言い方をしたりします。
インナーチャイルドを癒すということは、過去を扱っていくわけですが、そこで重要となってくることが、今の自分がどうしていきたいかということです。
しっかりとこれから自分がどう生きていきたいかということを考えていただいた上で、そのためにはあしをひっぱってしまうような過去の自分の記憶などを癒していき、余計な信念・思い込みなどを手放していきます。
そうしたうえで本当の自分を取り戻し、なりたい自分へ、なりたいヴィジョンに向かって進んでいけるようになっていきます。
主な流れ
はじめに重要になってくることがこれです。
安全な場所を確保する
これは、例えば虐待を受けるような環境にいるまま、いくら自分と向き合うため、変わるためにと、過去を癒そうとしても、今の自分が傷つけ続けるような状態では、癒しは進むものではありません。
ありのままの感情を吐き出して解放するということも不可能に近いと考えられるからです。
どんな家庭で育ったのかを振り返る
例
すぐに怒る両親の元で育ち、自分は親の顔色を伺いながら過ごす。
時には親のご機嫌をとるためにピエロのように笑いをとったりして過ごしてきた。
笑ってくれるのはうれしかったが、親のことを信用することはできず、怒られるのが怖く、なんとなく空気をよんで親の望んでいそうなことを自ら選択して進路や就職もしてきた。
↓
大人になってからも、周りにどう思われているのかを必死に考えて行動し、職場でもついいじられ役にまわってしまうようなひょうきんなことをしてしまったりする。
同僚にお願いしたり頼むということに抵抗がありできないでいる。
恋愛では、恋人はいるものの、心から信用することはできず、本当の自分を出して知られてしまったら嫌われてしまう気がして気が抜けない。
仕事も、親の目などから選んで決めたものだから、いまいち楽しくない。でもこれといって自分は何がしたいかもよくわからない。
これは子供だった頃、その環境の中でそうやって生きていくしかなかったために学んできた「生きる方法」テクニックみたいなものなのかもしれません。
自分を生きると決める
子どもの頃は、親に食事を与えてもらったり従わないと生きてこれなかったのかもしれませんが、大人になった今は、選択の自由があります。
お金も自分で働けばある程度はあるはずです。好きなものを買うチケットを持っているのです。それと同じで、
どこでどんなふうに生きてくかを選べるチケットも本当はすでに持っているのです。
そのチケットをすでに持っているのだから、しっかり使っていこうと決めるのです。
感情の嘆き
そのためにはしっかりと自分の感情を否定せずに感じていく必要があります。
とくにいい子で育ってきたタイプの方は、親を悪く思ってはいけないとか、しょうがなかったんだ、などと、親をかばうような気持ちから、つい自分の気持ちを消し去ろうとしてしまう場合があります。
しかし、インナーチャイルドは、その状態では癒えることはありません。ずっとあなたの中でインナーチャイルドはシクシク泣き続けることになってしまします。
だから、物分かりがいいような、大人の自分ではなくて、子供の自分の素直な気持ちを出すつもりで、しっかりと嫌だった、悲しかった、寂しかった、構ってほしかったというようなマイナスの感情を味わっていきましょう。
人によっては悲しみなどではなく、まず怒りの感情が出てくるかもしれません。
「なんでこうしてくれなかったんだ!」という大きな怒りが出てきた場合でも、その怒りをしっかり味わっていきましょう。
怒りは感情のふたと言われています。しっかりと怒りきった後には、「もっと自分を大切に扱ってほしかった。悲しかった」というような本当の気持ちに気づくはずです。
これこそが、過去の傷が癒えることにつながっていくのです。
子どもの頃本当はもっと甘えたかった、わがまま言ってきいてほしかった、受け止めてほしかったという思い、それができなかった。
でもそれは本当は必要なものだったのにできなかった、今それをここで終わりにする思いで、そのマイナスのエネルギーをしっかり出しきるつもりで嘆いていきましょう。
これが、中途半端だとまた何かの拍子でこの思いが出てくることになるので、ここがかなり大事な部分となってきます。
感情を受け止める
しっかりとマイナスの感情を味わって出し切ったら、次はインナーチャイルドをよしよししていきます。我慢して辛かった子供のあなたを、おとなのあなたが受け止めてあげるのです。
目の前に、当時ツライ思いをしていた子供のあなたがいると想像し、その子のはなしや思いを聴いてやり、「辛かったね。頑張ってきたね。」と慰めてあげるのです。
はじめ優しく接することができないとおっしゃる方も多くいます。
そういう場合には「わかってるよ。だって○○は自分自身だもん」というような、言葉をかけるところから進めていきます。
言葉がうまくかけられなければ、態度で「受け止めてるよ」ということを伝えるつもりで、隣にいるだけのイメージから始めていき、徐々に手を握ってみるとかハグをするといったイメージをとってみましょう。
そしてその子が本当は親にこうしてほしかった、こういう応対であってほしかったという事をイメージの中でしてあげてください。
過去を変えることはできませんが、過去のイメージから感じるものを変えることはできます。
大人の自分自身がその子の理想の親になってあげるようなつもりで、イメージの中でその子に接してあげます。
これは、自分の中の子供の感情が暴れだした時に、そのたびに寄り添ってあげるつもりで行っていきましょう。
周りに認められたりして癒えることもありますが、その前に
自分自身が自分の一番の理解者、応援者になるようなつもりで・・・。
この作業はひとりでは難しいものになるかもしれません
わたしもそうでした。だからカウンセラーというサポート役をつけることが、早く安全に癒やすことができるキーポイントなのではないかと私は思っています。
新しい生き方を手に入れていく
はじめの方で、「自分を生きると決める」とお伝えしましたがそれは、あなたがそのために癒しを進めていく覚悟を持つためにでした。
癒しが進んでいくと、自分が持っている人生を選ぶことができるチケットが目の前に見えるような状態になります。
ここで改めて、自分がどんな風に生きていきたいか考えてみます。
あなたの望む生き方・やりたい事は、癒しを始める前とでは、少し変わったものになっているかもしれません。
れはきっと、癒しをする前の段階では親の考えや世間体などに無意識に引っ張られるように、まだまだ本当の自分の望みではないものが出てきてしまっていたからかもしれませんし、
「私の存在はすばらしい」「このままの自分で十分いい」というような自信が持てるようになっていくと、以前より恐れが少なくなったこともあり、無理だと思っていたような生き方を案外できるかもと思えるようになったりして、素直に望めるようになっていくからです。
今までは必要なものだったのかもしれない、けれども今はいらない「思い込みや価値観」などとはお別れすると決めて、自分の望む生き方に向かって進んでいきましょう。
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