まだ離婚とは「失敗」だと思っている人も少なくないかと思います。

だからこそ、「カウンセラーなのに離婚しちゃったの？」とか

「パートナーシップもうまくできないの？」と思う方もいらっしゃるかと思います。

まず、私からお話させていただきたい事は、「カウンセラーだからこうであるべき」などというのは全て、人それぞれの思い込みです。

同じように「結婚」にたいしても

「結婚したら一生一緒に生活を続けていくべきとか永遠に一人の人を愛していかなければならない」

と、勝手に思い込んでいる人もいるかもしれませんが、

「結婚しても新たな道に進みたくなったら進んでもいい」と勝手に思い込んでいる人もいます。

なので、離婚の危機の相談の場合、カウンセリングでも、必ずしもクライアントさんが結婚を続けられるようなサポートをしていくとは限りません。

もちろん、クライアントさんが「今のパートナーがやっぱり大好きだから関係を修復させたい」という思いなのでしたら、

それはもちろん「結婚生活がうまくいくよう」にサポートいたします。

しかしもしも、本当は「今のパートナーの事を好きではないけど、これから新たに、新しく誰かと付き合う自信がない」とか

「ひとりになったら寂しいから」などというお気持ちの場合は、

そう思っているにもかかわらず、行動に移せなくなってしまってる、

「あなたの行動をお邪魔している思い込み」について深くお聞かせいただき、

そしてそれは勝手な思い込みでしかないかもしれない事に気づいて、

その思い込みを手放していったりして

その上でもう一度どうしていきたいかを考えていただきます。

どのお悩みでも大事なことは、

世間体とか思い込みにのまれずに

がまんしない・自分の気持ちにウソをつかないで、進んでいけるように意識していくことです。

そこに「恐れは付き物」かもしれません。

恐くなったらそのたびに、自分の心に聞くんです。

「私はどうしたいの？」って。

離婚を続ける・続けない・その他の選択肢がある中から、

自分の選択を選び続けていくのです。

「結婚は続けていかなければならない」とか「離婚は私にはできない」という

思い込みがある状態では、あなたに選択肢がなく、余計にツライはずです。

あなたにも選択できるという状態になれば、変な力が抜け

もしかしたらあなたの選択は真逆に変わる事もあるかもしれません。

(離婚したいって思ってたけど、結婚を続けていくのもいいかもしれない・・

結婚生活を続けていきたいって思っていたけど、離婚してひとりになるのもありだな・・と。)

何度も何度もそれをくり返していると、どちらかの選択に落ち着いてくるかもしれないし、

自分の中で覚悟が出来てくるかもしれません。

そうやって少しづつ進んでいくのです。

そしてそうやって私も進んでいきました。

恐れを飛び越えて手に入ったものは、たっくさんありました。

自由とか他に大切にしたいもの・人・・・

だから自分のこころに嘘なく正直にねッ