私、できちゃった結婚をして、母へ最大の復讐をしましたけれども・・そこから得たもの
私のカウンセリングの師匠でもあります、根本裕幸氏の本
『「いつも無理してるな」と思った時に読む本』
今日は、これを読んで思い出した一番のはなしをさせていただきたいと思います。
はい。私は、いい子ちゃんとして育ってきました。
心もお肌もすっぴんで生きるなんてできないタイプの生き方でした。
それはやはり、母との関係が大きく影響しているからでしょう。
そして特に私の母は、私が妊娠したという報告を受けるまで
自分の娘は、男性と付き合ったこともないと信じていたでしょう。
それに母は、身近な人に「できちゃった結婚をする人はバカ!」ぐらいのことをさんざん言っていました。
他にも「男のケツをおっかけているような女はバカ」とかね。
それを横でちらっと聞くたびに私は
「おまえの娘もやることやってるよ、バーカ!!」くらいに思っていました。
そしてまんまと、娘の私は、そんな母親の一番嫌がるような「できちゃった婚」をすることになるのです。
初めて母に妊娠したことを告げた時には、涙目で怒鳴って
「避妊もできないのかバカ野郎!!」
「相手が下手なのか!!」など、まぁまぁ酷いことを言われたもんです。
ちなみにそのあと父にも伝えると「え?」って顔をして、何か言いだす前に、私が言わせない雰囲気を出したため、父はそのまま言葉を飲み込みました。
その時の父と母の表情を今でも忘れません。
そして私は、母に怒られながら、こう思ったのです。
「あーこれは、母に対して、間違った教育に対して、最大の復讐をしたんだな」と。
「ざまぁみやがれ!!」
「散々、周りの人を馬鹿扱いしてきたからだよ」と。
私は、地元ではいいこちゃん。
そして離れた場所では、好きに過ごし、
できちゃった結婚する前には、他の男性とも、まぁまぁ付き合ったし
できちゃった結婚をしてからも、まぁまぁ悪いことをし、母を裏切るようなことをしてきました。
私の生き方が酷い=母が間違ってたってことになりますからね。
それまでは、母は、娘がいい子であったから、私は正しかったくらいに思っていたでしょう。
残念でしたー。それは表面的にそう見せてただけでしたとさ。
そのあと、私は泣きながら「こんな風に言われちゃった。」って、
私と元パートナー共通の、男友達に電話しました。
元パートナーも、はじめはどうしたらいいのかわからず、「今は無理だからおろしてください」と言っていたため、元パートナーにではなく友達に電話したのでした。
男友達はこう慰めてくれました。
「きっとお母ちゃんも、いい子の娘がそんなことになり、びっくりしてつい、ひどい言い方をしちゃっただけで、大丈夫だよー!
絶対に、産まれちゃったら孫がかわいくて仕方なくて、ちょーかわいがりまくるからー。大丈夫大丈夫!
絶対、れなこのかあちゃん、めっちゃ孫の面倒見まくるからね!!
だから安心して産め!!彼も大丈夫だ!」
そんな感じだったと思います。
そしてその通りなんですよね。
母がものすごく悪い人なわけではなく、つい余裕がなくて、心にもないことを、娘に当たり散らしてしまっただけ。
そして、他の祖父母には、負けないくらい、本当に孫の面倒を見るし可愛がる!!
私は元々、体力もないせいか、産後の戻りもよくなく、かなり面倒を見てもらっていて、私はぐったり寝ていましたので、
今こうやって書いていて改めて、ありがたかったなと思い、目頭熱くなっています。
なにを思い目頭熱くなっているのかと、冷静に考えてみれば、それは、母への気持ちです。
過去には、「復讐してやったぜ!!」と思っていましたが、
母は元々、めちゃくちゃ愛情のある人です。
お金と体力や権利?などがあれば、どこかの恵まれない子供達を、いっぱい引き取ってしまうくらいの、自分を犠牲にしてでも、子育てをするくらいでっかな愛の持ち主です。
その愛の大きさでは、私は母にはかないません。
でもうちの母は、不器用なんです。
だからついカッとなるとひどいことを言ってしまったり、学歴重視の子育てをしてしまったり、逆に甘やかしすぎてしまったりで、おかしなことになるのです。
そんな母の愛を今あらためて感じ、涙したのでした。
復讐したけれども、母のでっかな愛に気づきました
今私が、心の面で「すっぴんで生きる」とまではいかないけど、かなり薄ーい、薄化粧くらいで生きられるようになったのには
自分の心と向き合ってきたというのもありますが、私はしっかり復讐というか、反抗をしたりという子供としての通過点を通り
反抗してスッキリしたし、孫をかわいがっている姿から、母の愛がどっぷり見えたからというのもあると思います。
母が孫を可愛がる姿に、母と赤ちゃんだった頃の自分を被せて見て〈投影〉、小さい頃の自分が癒えていった感覚がありました。
だからなんだかんだいって、母に感謝ですね。
そしてこの本には、「心の荷物を下ろすイメージワーク」が載っていますが、辛いですよー!
でも、背負っているものはおろしてしまったほうが、身軽に動けますから、おろした方が楽に生きられていいハズなんですけど、どうやら私はまだ、もうひとつ荷物を下ろすか下ろさないか、悩んでいて覚悟が決まっていないのです。
あっ子供をおろすはなしをしていましたが、ここでのおろすものは、子供ではありませんよ!
もう少し時間がかかりそうですが、この本のおかげで、あともうちょっとで下ろしきれるような感じがします。
引き続きトライです。そして最後にうちの娘もいい子なんですけど、どうしましょう・・・・
急に私みたいに、でっかな復讐的な事を起こされでもしたら・・・コワッと、ちょっと笑えてきたのですが、
その時はその時で、
「さすがママの子だなー!ママとめっちゃ一緒じゃーん!」と一度はチャラけ、
「そんなにママはあなたに我慢させて、無理させてたんだねー。ごめんねー。」と言ってあやまり、
この本をプレゼントしてやろうと思います!!(余計に怒らせるかなー(笑))
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